手術の日


ちゅらを送り届けてきました。


帰り道に「本当に切らなきゃいけないの??」と何度も立ち止まりました。


そして帰ってから、自分でもびっくりするほどパニックに陥りました。


決心してたはずなのに。


指一本が惜しくて惜しくてたまらなくなり、動物病院に「やっぱりやめて!」と電話しそうになりました。


「ほんとうに後悔はしないか?切断してしまったら、二度と戻らない」
そんな気持ちが頭をもたげてしまったから、もう心が張り裂けそうで。


でも、先生の説明を何度も思い出して、ようやく冷静になりました。


ちゅらの腫瘍は大きめに取った方が良いということは、病理検査の結果をふまえて出た結論なんです。


ちゅらのために行う最善の医療行為なんです。


大丈夫、大丈夫。


明日の4時丁度にちゅらを迎えに行こう。


ちゅら、一緒に頑張ろうね。