きゅ!きゅ!

ベランダからちゅらの窓辺に行くことができます。
摺りガラスにうかぶシルエットを楽しんでいたのですが、ちゅらの様子がおかしいです。

口を開けてハァハァ言ってるようで体が震えています。
びっくりしました。
あんな日差しの強いところにいるから日射病なのでは、と慌ててキャリーバッグを用意しました。
が・・・そうでもなさそう。
カーテンから毛づくろいの音が聞こえるじゃありませんか。
恐る恐る覗いてみると、「シャーシャーシャーシャーシャー!」
その、シャーしてる姿は、摺りガラスにうつったシルエットそのまんま。
連続でシャーしていたのです。
窓の外ににいる私に対して「そこにいるの知ってますよ!気付いてるんですからね!」と言いたかったのでしょう。一安心。
それにしても震えるほど怯えているなんて可哀想です…。


怖いのは怖くないことを知らないからなので、先日テレビで見た威嚇猫を安心させる技をやってみることにしました。ただゆっくりと目を閉じるだけなのですが。
物凄いギョロギョロおめめ。震えながら渾身のシャーをくり出します。
何度もゆっくりまばたきしてると、ちゅらもまばたきし始めました。
触ってみるとあっさりゴロゴロ音が。
その後はもう!
ものすごい力で擦り付けてきました。何度も何度も。
ペロペロしたり指にかじりついたり。
またたびの気分がわかりましたよ。
クルクル回るように体勢を変えて、一番密着できるところを探し、身をもたせて寛いだかと思えば「やっぱりもっと頬ずり〜」と。
せわしない、せわしない。
私が離れると、上手に後ろ足で毛布を蹴りながら、少しずつ少しずつ這ってくるのが、いじらしい。
イルカみたいにきゅ!きゅ!と鳴きながら私の胸の下に潜り込んでおっぱいを探しているようです。
なんとまぁ…ママネコがいなくなってから、どんなに不安だっただろう。守ってあげたい。庇護欲を刺激するネコなのでした。