チェリーをおさめに。2

注:写真は文とは関係ありません。
今回はちゅらさまが袋と戯れている写真を集めてみました!


そこは、いつもの動物病院より1キロ離れています。
外から見るとなんだか薄暗く、お客さんは一人きり。
高まる不安と警戒心。

相手は眼科の専門医様。
「チェリーをおさめてくれさえすればいいです。主治医は他にいますが本日いないので」なんて、、、ちょっと言えず。
考えたすえ「セカンドオピニオンをお願いします」と言いました。


一応、前に眼科専門医の○○先生にも診て頂いたことを言うと、
「眼科の○○ちゃんに診て貰ったの?○○ちゃんはアメリカ帰りの優秀な医者だぜ。俺より上だよ。彼がわからないものをセカンドオピニオン?俺にわかるかなぁ?」


えーーー!
この獣医さんだって、眼科の専門医ですよ。
並々ならぬプライドの持ち主かと思いきや、こうもあっさりと自分が下だと認められるなんて。
なんたる潔さ。しかも症状を聞く前に(笑)
軽く感動さえ覚えました。

チェリーをおさめていただいた後に、今までの経過をお話しすると、
「ん〜、わかんない!」
早っ!やっぱりちょっと早すぎますよ!
潔いにもほどがありますよ!


でもですね、わからないと言いながらもこちらの先生、長い時間をかけて親身になって相談に乗ってくださいましたよ。


猫のストレスの原因は人間にはわかりづらいそうです。
大きなハゲができた猫さんのお話。
飼い主はハゲを治そうと、色々試しましたが原因は見つからず。
偶然、椅子の上に置いてあったぬいぐるみを移動させたら、治ったそうです!
そういえば、ぬいぐるみを置いた途端、お気に入りの椅子に座らなくなったなぁ、と飼い主さんは思い当たったそうです。

「そんなのわかるかぁ〜!イヤなら自分でどかせや〜!」と言いたくなっちゃいますよね(汗)


ちゅらさまの場合、
自傷行為の可能性は?・・・体の他の部分を噛んだりして症状が出ているでしょう。


過剰グルーミングの可能性は?・・・一般的に顔はやりません。動物が楽な姿勢をとった時に届く場所(下半身)をなめることが多いです。


ストレス?パパを威嚇するのですが・・・「先住の人間に威嚇するなんて!本来、お前が威嚇される立場なんだぞ!」と、ちゅらさまを一喝。


大学病院の皮膚科に診てもらう予定ですが・・・皮膚ではないように思うが、獣医によって目の付け所も違ってくるし、それで何かわかればめっけもん。ただ大学病院の獣医はプライドが高い。わからないと言いたくないから、何か病名をつけるか、精神的なものだといって逃げる可能性もあるよ。


T字軟骨の形がわるいのを気にしてる?・・・こうして瞬膜線が元の位置におさまるところを見ると、それはないと思う。

先生が一番可能性が有るんじゃないかと言うのは、瞬膜です。
糸でキュッと小さく絞ったスポンジを瞬膜線とすると、その糸が切れて肥大し、飛び出したのがチェリーアイ。
手術をして元の位置に戻しても、一度糸が切れてしまった肥大した瞬膜線は元に戻らないそうです。
大きな瞬膜線が目の奥にゴロゴロしてるわけです。
普通は術後一週間くらいで慣れるものだけど、手術済みの右目をまだこするということは、ちゅらさまはまだ気にしてるのかも。
ではどうしたら良いか?
だからといって、瞬膜線を切除するのはドライアイにしてしまうので勧められないとのことでした。


とりあえず左目のチェリーアイを手術して、あとは瞬膜線の腫れをちゅらさまに慣れてもらうほかないのではないか、というのか先生の結論でした。
そうですよね。左目は手術しなくちゃいけない。
わかってるけど、うーん、気が重いです。


その後も、親指をかじる同級生の話などをしてくださり、とても楽しかったです。
この動物病院にして良かった!とても参考になりましたよ。


ちなみにですが、わたしは動物病院と歯医者を探す時はかなり下調べをします。
口コミサイトを参考にしたりしますが、あまり役に立たないのかもしれませんね。
信頼できるお医者さんを探すのは大変ですよね。