ぷんぷん!

ぷんぷん!と猫にさとう玉緒っぽく怒られたら、さぞかし可愛げあることでしょう。
しかし、怒り方というのは千差万別。
こちらからは指定ができません。


ちゅらさまは怒りをどのように表現するのでしょう?
それを検証する良い機会がシルバーウィークにありました。
一泊の家族旅行。
もちろんちゅらさまはお留守番です。


猫の本をみると三泊までお留守番は大丈夫とありますが、
やっぱり寂しくなったり不安になったりするんじゃないかなぁ。
・・・と、心配でした。


だって、実家で飼っていた猫、あーちゃんが凄かったんです。
家族がいなくなった怒りで、大量のイナゴを家に連れてきて大殺戮を繰り広げ、
障子をボロボロにし、父の靴の中でウンチ。家中めちゃくちゃでした。
茶トラの女の子は気が強いといいますけど、あーちゃんも半端なく気が強かったです。散歩中の犬に喧嘩をしかけて、追いかけて行くほどに。
旅行から帰ってくると、あーちゃんは大きな声で何度も鳴いて非難しましたっけ。



さて、旅行先で一泊してから帰宅しました。
家の中を荒らされた様子はありませんでした。
大量にご飯を置いてきましたが、あんまり食べた形跡がありません。


「ちゅら」と呼んでも、返事はなし。
探した結果、ちゅらさまはメゾン・ド・ちゅら(押入れ)にいました。
しかし、そっぽを向いてます。
しっかりと香箱を組んで、膝をくずす様子もなし。
完全にシカトモードで、こっちを見てくれません。
何度も呼んで、ようやくこちらを向きましたが、ちらっと一瞥したのみ。
頭を撫でてもブスッとしてます。
「好きなだけなじりなさいよ。さぁ、さぁ!」と迫るも、ちゅらさま応じず。
鼻からフンっとため息のようなものを出した時の憎々しげなご様子ったらありまえん。


結局、ちゅらさまの気持ちがほぐれ、お許しをいただけたのは、夜になってからでした。
相当怒ってらっしゃったんでしょうね。


こんな彼女を持ったら大変かも?
でも、そんなちゅらさまのご機嫌をとるのも楽しかったり♪