ちゅら式、フリーシッコのすすめ


ちゅらが退院してから二日後のこと。
信じられない光景を目の当たりにしました。


夜の3時くらいだったと思います。
ちゅらが退院してからわたしは夜10時には就寝して、ちゅらが比較的活発になる3時には目を覚ましてベッドから様子を見ていました。
その日もちゅらは夜3時に私の腕から抜け出しました。
布団の下方に進み、怪しげな格好でしゃがむちゅら。
次の瞬間、チーーー


お、おしっこ?!


なんだか、かなりこなれた様子だったので念のため布団をチェックしてみると、、既に放尿した跡が2つも!


そしてわたしがいつも自慢している愛用のメディカル枕、
勝手に尿素配合されてた、たっぷり…泣。
わたしが頭を乗せ眠ってるにも関わらず、勘づかれずに事は成された模様なのです。
メディカル枕、なんたる吸水性。さすが高機能。
ファブリーズを使えど、もちろん焼け石に水です。


(羽毛布団はお湯につけておしゃれ着洗いで洗い、何日間か干してやっと乾きました。メディカル枕はそのまま使ってます。。)


その時はわたしも「ちゅらは我慢できなくてしちゃったんだね。毎日点滴してるし。体はだるいものね?かわいそうに…」と思いました。


それがですよ?


次の日、再び病院から帰ってきてちゅらがまずした事といえば、ベッドにピョンと飛び乗りおしっこです。
さらに放尿する時に布団のふわふわの場所を探してします。
これはもう確信犯です。


思い返せば、入院1日目で既にこの方はおしっこまみれだったのです。
「はじめはトイレを置いてたんだけど、トイレでおしっこしてそのまま寝てしまう。
だからトイレを外して、おしっこするたびにタオルを代えてます」
と獣医さんはおっしゃっていました。

ちゅらは10日間の入院生活で、「トイレ」という概念を記憶から消してしまったようなのです。
したい時に、したい所でする。
ナチュラルでシンプルな発想から生まれたこのシッコスタイルとの戦いが始まりました。
香箱くんだまま、しれ〜とシッコを垂れ流すちゅらを見ていると、大物に見えてくるのはなぜでしょうね?
「どこで尿をするかはさほど重要ではない。もっと大切なことが世の中にあるはずだ」
そんな悟りめいた信念がうかがえます。

二番目の病院の待合室でちゅらを待ってると、奥から「この子トイレがあるにもかかわらず、そのまましちゃう!どうして!?あえてトイレを使わない!なんで!?」という看護師さんの叫び声が。。


あう・・・。


ただ今、トイレトレーニング中です。