ぽち。

昨日夜3時頃。
「くぅ〜ん、くぅ〜ん」という、悲しそうな鳴き声で目が覚めました。


ちゅらさま、どうした!具合が悪いのかな?
びっくりしてちゅらさまの元に行って、
後ろ向きのちゅらさまの背中をそっと撫でました。
「くぅ〜ん、くぅ〜ん」と鳴き声がまた聞こえてきましたが、
なんとちゅらさまからじゃありませんでした。


ベランダを見ると、キジトラちゃんがいるじゃないですか!
「なかにいれて〜」と、網戸越しにわたしにお願いしてきます。


とても可愛い、優しそうな男の子のようです。
とても困った顔をしています。


「よし!わかった。だけど先住の言うことはどんなに理不尽であっても言うことを聞かなきゃいけないよ。これから食べさせてやるんだから仲良く良い子にね!」


・・・なんてね。
でも、この子が迷子とかノラだったら多分うちの子にしてました。
ちゅらさまは繊細で猫嫌いだから多頭飼いはしない。
そう思ってたわたしですが、リアルで切ない声で名指しで助けを求められたら、簡単にその気になっちゃうことが判明。


しかしここは6階だし、野良猫じゃないのは明らかでした。
よく肥えてるし、なつっこいし、お隣さんとの境目のすき間に置いてあったブロックが動かされています。
コンクリのブロックを動かすなんて力持ちの子。


恐らく、ベランダに出てることを知らずに窓を閉めちゃったんですね。
ぼくんちのご主人もう寝ちゃったんだ。
朝までおばちゃんのお部屋でやすませてくれない?」
と、キジトラさんは言っているようです。


入れてあげたいけど!!ちゅらさまがさっきから威嚇しまくっているからなぁ。。

↑目だけ覗かせて監視してるちゅらさま。


朝になっても鳴いてました。
そろそろお隣さんも起きるだろう、と思いながら朝8時に。
隣の部屋の窓ガラスの前にお座りして、一生懸命に鳴いてます。
とりあえずお水をあげたけど、どうしたら良いかわからなくて。
姉に相談すると「お隣さんの家に行って教えてあげなきゃ。それで留守だったらご飯あげたほうがいいよ」
なんて的確。
すぐに実行におこしました。

結局、「ぽち!おいで!」と呼ばれ、涙目でおうちに帰っていきました。
お隣さんは日中デイケアを受けているおばあさんの一人暮らしです。
また締め出してしまった時のためにブロックはそのままに、いつでもうちのベランダにこれるようにすることにしました。